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【2025年最新】マウスピース矯正の種類を徹底解説|主要14ブランドの比較と選び方をご紹介

「マウスピース矯正って種類が多すぎて、どれを選べばいいかわからない…」

そんな悩みを抱えていませんか?

実は、日本国内で受けられるマウスピース矯正ブランドは年々増加しており、2025年現在では主要なものだけでも14種類以上存在します。それぞれ費用や治療期間、対応できる症例が大きく異なるため、自分に最適なブランドを選ぶことが治療成功の鍵となります。

本記事では、歯科クリニックでの実際の取り扱い状況や最新の料金体系を徹底調査し、各ブランドの特徴を詳しく解説します。さらに、あなたの症状や希望に合ったマウスピース矯正を見つけられる診断ツールもご用意しました。

この記事を読めば、以下のことがわかります:

  • マウスピース矯正の基本的な仕組みと種類
  • 主要14ブランドの詳細な比較(費用・期間・適応症例)
  • 自分に合ったブランドの選び方
  • 失敗を避けるための重要ポイント

矯正治療は決して安い治療ではありません。後悔しない選択をするために、ぜひ最後までお読みください。

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目次

1. マウスピース矯正の基本知識

1-1. マウスピース矯正とは?透明な矯正装置の仕組み

マウスピース矯正とは、透明なプラスチック製のマウスピース(アライナー)を装着して歯並びを整える矯正治療法です。従来のワイヤー矯正とは異なり、取り外しが可能で目立ちにくいことから、近年急速に人気が高まっています。

マウスピース矯正の仕組み

  1. 精密な歯型採取
    • 3Dスキャナーや歯型採取により、現在の歯並びを正確に記録
    • コンピューター上で理想的な歯並びまでの移動をシミュレーション
  2. 段階的なマウスピース作製
    • 現在の歯並びから理想の歯並びまで、少しずつ形の異なるマウスピースを複数作製
    • 各段階で0.25〜0.5mm程度ずつ歯を動かす設計
  3. 定期的な交換による歯の移動
    • 1〜2週間ごとに新しいマウスピースに交換
    • 継続的に弱い力を加えることで、歯を徐々に移動
  4. 1日20時間以上の装着
    • 食事と歯磨き以外は基本的に装着
    • 装着時間を守ることで計画通りの歯の移動を実現

この仕組みにより、痛みを最小限に抑えながら、確実に歯並びを改善することができます。

1-2. ワイヤー矯正との5つの違い

マウスピース矯正とワイヤー矯正には、以下の5つの大きな違いがあります:

1. 見た目の違い

マウスピース矯正ワイヤー矯正
透明で目立ちにくい金属やセラミックが目立つ
装置の凹凸がないブラケットの凹凸が目立つ
写真撮影時も気にならない口を開けると必ず見える

2. 取り外しの可否

マウスピース矯正は自分で取り外し可能なため:

  • 食事の制限がない
  • 歯磨きがしやすく虫歯リスクが低い
  • 重要なイベント時は一時的に外せる

ワイヤー矯正は固定式のため:

  • 硬い食べ物や粘着性の食べ物は避ける必要がある
  • 歯磨きに専用の道具が必要
  • 治療完了まで外せない

3. 通院頻度

  • マウスピース矯正:2〜3ヶ月に1回(ブランドにより異なる)
  • ワイヤー矯正:月1回以上の調整が必要

4. 適応症例の範囲

  • マウスピース矯正:軽度〜中等度が得意(ブランドにより重度も対応可)
  • ワイヤー矯正:あらゆる症例に対応可能

5. 費用の違い

  • マウスピース矯正:部分矯正なら20万円〜、全体矯正は40〜100万円
  • ワイヤー矯正:表側60〜100万円、裏側100〜150万円

1-3. マウスピース矯正のメリット・デメリット総まとめ

メリット

  1. 審美性が高い
    • 透明で目立たないため、接客業や営業職でも安心
    • 結婚式や就活などのイベントにも影響しない
  2. 日常生活への影響が少ない
    • 食事制限なし(取り外して普通に食事可能)
    • スポーツや楽器演奏も問題なし
    • 口内炎ができにくい
  3. 衛生的
    • 通常通りの歯磨きが可能
    • マウスピース自体も洗浄できる
    • 虫歯や歯周病のリスクが低い
  4. 痛みが少ない
    • 段階的に少しずつ動かすため痛みが軽い
    • ワイヤー調整後のような強い痛みがない
  5. 治療のゴールが明確
    • 3Dシミュレーションで事前に結果を確認
    • 治療期間が明確で計画が立てやすい

デメリット

  1. 自己管理が必要
    • 1日20時間以上の装着を守る必要がある
    • 装着を怠ると治療期間が延びる
    • 紛失のリスクがある
  2. 適応症例に限界
    • 重度の叢生や骨格的な問題には対応困難な場合も
    • 抜歯を伴う大きな移動は苦手
  3. 装着中の制限
    • 水以外の飲み物は外す必要がある
    • 間食の度に外す手間がかかる
    • 初期は発音に影響する場合も
  4. 費用が高額になることも
    • 追加アライナーが必要になると費用増
    • 保定装置(リテーナー)代が別途必要な場合も
  5. ブランド選びが難しい
    • 多数のブランドから選ぶ必要がある
    • ブランドにより品質や対応力に差がある

2. マウスピース矯正の2大分類を理解しよう

マウスピース矯正を選ぶ上で最も重要なのは、「全体矯正」と「部分矯正」の違いを理解することです。この選択により、費用や治療期間、そして選べるブランドが大きく変わってきます。

2-1. 全体矯正(全顎矯正)タイプの特徴

全体矯正とは、奥歯を含めた歯列全体を動かして、噛み合わせまで含めた総合的な改善を行う矯正治療です。

全体矯正が必要なケース

  • 奥歯の噛み合わせに問題がある
  • 顎の位置関係を改善する必要がある
  • 抜歯が必要な重度の叢生(ガタガタ)
  • 開咬(前歯が噛み合わない)
  • 受け口や出っ歯が重度

全体矯正に対応する主なブランド

  1. インビザライン・コンプリヘンシブ
    • 症例制限なし、最も幅広い適応
    • 費用:40〜100万円
  2. クリアコレクト(UNLIMITEDプラン)
    • 5年間無制限でアライナー作製可能
    • 費用:約66万円
  3. Oh my teeth Pro
    • 通院1回で全顎矯正が可能
    • 費用:66万円(定額)
  4. ウィ・スマイル矯正(無制限プラン)
    • 5年保証で納得いくまで治療
    • 費用:66万円

全体矯正のメリット・デメリット

メリット

  • 根本的な噛み合わせの改善が可能
  • 顔貌の変化も期待できる
  • 機能的で健康的な歯並びを実現

デメリット

  • 費用が高額(50万円以上が一般的)
  • 治療期間が長い(1〜3年)
  • 通院回数が多くなる傾向

2-2. 部分矯正タイプの特徴

部分矯正とは、主に前歯(上下各6本程度)のみを対象とした矯正治療です。見た目の改善を重視し、短期間・低価格で治療を完了できます。

部分矯正が適している症例

  • 前歯の軽度なガタガタ
  • すきっ歯(空隙歯列)
  • 軽度の出っ歯
  • 矯正後の後戻り
  • 一部の歯だけのねじれ

部分矯正専門の主なブランド

  1. キレイライン矯正
    • 前歯12本に特化、最短2.5ヶ月〜
    • 費用:約23〜42万円
  2. ローコスト(部分矯正プラン)
    • 8回コース29.7万円〜
    • 300院以上の最大級ネットワーク
  3. hanalove Easy
    • 前歯特化プラン
    • 費用:21.78万円
  4. Zenyum
    • 一律324,500円
    • アプリ管理で通院最小限

部分矯正のメリット・デメリット

メリット

  • 費用が抑えられる(20〜40万円程度)
  • 短期間で完了(3〜8ヶ月)
  • 気になる部分だけピンポイントで改善

デメリット

  • 噛み合わせの改善は期待できない
  • 適応症例が限られる
  • 奥歯の問題は解決できない

2-3. あなたはどっち?診断チャートで適性をチェック

どちらのタイプが自分に合っているか、以下の簡単な診断で確認してみましょう。

簡易診断チェックリスト

以下の項目に3つ以上当てはまる場合は「全体矯正」がおすすめ

□ 奥歯の噛み合わせに違和感がある
□ 顎が痛い、または顎関節症の症状がある
□ 横から見た時の口元の突出が気になる
□ 前歯が全く噛み合わない(開咬)
□ 受け口である
□ 八重歯が大きく飛び出している
□ 抜歯が必要と言われたことがある
□ 完璧な歯並びと噛み合わせを目指したい

以下の項目に多く当てはまる場合は「部分矯正」で対応可能

□ 気になるのは前歯だけ
□ 奥歯の噛み合わせに問題はない
□ できるだけ費用を抑えたい
□ 半年以内に治療を終えたい
□ 歯並びの乱れは軽度
□ 見た目の改善が最優先
□ 大きな歯の移動は必要ない

3. 【2025年版】マウスピース矯正主要14ブランド完全比較表

3-1. 比較表の見方と重要ポイント

マウスピース矯正ブランドを比較する際は、以下の5つのポイントを必ず確認しましょう:

  1. 適応症例の範囲
    • 部分矯正のみか、全体矯正も可能か
    • 重度症例への対応可否
  2. 費用体系
    • 総額制か都度払いか
    • 追加費用の有無(リテーナー代、調整料など)
  3. 治療期間
    • 最短期間と平均的な期間
    • 症例による期間の幅
  4. 通院頻度
    • 初回のみか定期通院が必要か
    • オンラインサポートの有無
  5. 提携医院数
    • 通いやすい場所に医院があるか
    • 引っ越し時の転院対応

3-2. 全14ブランド一覧比較表

ブランド名適応症例通院頻度費用目安(税込)治療期間提携医院数特徴
インビザライン軽度〜重度
(全て対応)
4〜6週に1回部分:30〜50万円
全体:40〜100万円
部分:数ヶ月〜1年
全体:1〜2年
全国多数
(推定数千院)
世界シェアNo.1
症例制限なし
キレイライン矯正軽度
(前歯12本)
都度:1.5ヶ月に2回
コース:3ヶ月に2回
初回2.2万円
総額23.1〜41.8万円
最短2.5ヶ月
平均5ヶ月〜1年
130院以上部分矯正特化
都度払い可能
Oh my teeth軽度〜中度初回1回のみBasic:33万円
Pro:66万円
Basic:約3ヶ月
Pro:約6ヶ月
16院定額制
LINEサポート24時間
アソアライナー軽度〜中度
(前歯中心)
1〜3ヶ月ごと約40万円数ヶ月〜1年導入医院多数国内製造
3種類の厚さ
クリアコレクト軽度〜重度1〜3ヶ月に1回20〜70万円
(プランによる)
半年〜3年全国展開中6プラン展開
ストローマン社製
ウィ・スマイル矯正軽度〜重度2〜3ヶ月に1回1回:1,650円
無制限:66万円
3.5ヶ月〜1年超60院以上調整料無料
お試しプランあり
ローコスト軽度〜重度2ヶ月に1回8回:29.7万円
プレミアム:50〜120万円
最短3〜8ヶ月300院超国内最大級
自社製造
hanaravi軽度〜重度初回1回のみBasic:33万円
Pro:66万円
5〜18ヶ月22院認定医チーム
自宅で歯型採取
DPEARL軽度〜中重度月1回30.8〜69.3万円
(期間別)
最長15ヶ月109院LINEアプリ連携
リテーナー込み
Zenyum軽度
(前歯中心)
最低2回一律324,500円3〜9ヶ月10都府県以上定額制
毎日アプリ報告
スマイルトゥルー軽度
(前歯中心)
2週間に1回20〜60万円3〜6ヶ月1,500院以上高頻度チェック
噛み合わせ考慮
hanalove軽度〜重度初回1回のみEasy:21.78万円
Premium:77万円〜
半年〜2年22院3プラン制
IPR等は別途3.3万円
エミニナル矯正軽度〜重度初回1回のみ13〜86万円
(症例による)
3〜18ヶ月48院矯正専門医のみ
月額制あり
コレクトライン部分〜全体症例による初回2.09万円
無制限プランあり
数ヶ月〜5年保証限定的ワイヤー併用可
オーダーメイド

3-3. タイプ別おすすめランキングTOP3

🏆 コスパ重視の部分矯正TOP3

1位:キレイライン矯正

  • 初回2.2万円から始められる手軽さ
  • 130院以上で受診可能なアクセスの良さ
  • 都度払いで自分のペースで治療可能

2位:hanalove Easy

  • 総額21.78万円の明確な料金設定
  • 通院1回で完結する利便性
  • LINEサポートで安心

3位:ローコスト(8回コース)

  • 29.7万円で8回分のマウスピース
  • 300院超の圧倒的なネットワーク
  • 国内製造で納期が早い

🏆 実績・信頼性重視の全体矯正TOP3

1位:インビザライン

  • 世界1,100万人以上の治療実績
  • あらゆる症例に対応可能
  • 3Dシミュレーションで結果を事前確認

2位:クリアコレクト

  • ストローマン社の信頼性
  • 6つのプランから最適を選択
  • 最大5年間の無制限保証

3位:DPEARL

  • 月1回の対面チェックで安心
  • LINEアプリでモチベーション維持
  • リテーナー代込みの明朗会計

🏆 通院の少なさ重視TOP3

1位:Oh my teeth

  • 原則通院1回のみ
  • 24時間365日LINEサポート
  • 定額制で追加費用なし

2位:hanaravi

  • 初回のみ通院、自宅で歯型採取
  • 認定医チームが治療計画作成
  • 2週間ごとの写真チェック

3位:エミニナル矯正

  • 初回1回、以降オンライン管理
  • 500件以上の実績ある医師が担当
  • 3ヶ月ごとの経過チェック

4. 目的別マウスピース矯正の選び方

自分に最適なマウスピース矯正を選ぶには、何を最も重視するかを明確にすることが大切です。ここでは4つの観点から、おすすめのブランドを紹介します。

4-1. 費用重視で選ぶ|20万円以下から始められるブランド

「とにかく費用を抑えたい」という方におすすめのブランドと、費用を抑えるコツを紹介します。

20万円以下で始められるブランド

1. ウィ・スマイル矯正(お試しプラン)

  • 初回1,650円で1回分お試し可能
  • 自分に合うか確認してから本格開始

2. キレイライン矯正(都度払い)

  • 初回22,000円、2回目以降55,000円
  • 必要な回数だけ受けられる

3. コレクトライン

  • 初回20,900円から開始可能
  • 追加は41,800円/回で調整

総額30万円以下の部分矯正

ブランドプラン総額(税込)特徴
hanalove Easy前歯特化217,800円最安値級の定額制
ローコスト8回コース297,000円国内最大級ネットワーク
Zenyum一律料金324,500円追加費用一切なし

💡 費用を抑える5つのコツ

  1. 部分矯正で十分か検討する
    • 前歯だけなら費用は半額以下に
    • 噛み合わせに問題がなければ部分矯正でOK
  2. 都度払いプランを活用
    • キレイライン矯正なら満足した時点で終了可能
    • 無駄な費用を避けられる
  3. 医療費控除を申請
    • 年間10万円以上の医療費で控除対象
    • 最大で治療費の約30%が還付される可能性
  4. デンタルローンを検討
    • 金利3〜5%程度で分割可能
    • 月々1万円程度から始められる
  5. モニター制度を探す
    • 症例写真の提供で10〜20%割引
    • 新規開院クリニックで募集が多い

4-2. 治療期間重視で選ぶ|最短2.5ヶ月で完了するブランド

「できるだけ早く治療を終えたい」という方向けの速い治療が可能なブランドを紹介します。

最短3ヶ月以内で完了可能なブランド

1. キレイライン矯正

  • 最短2.5ヶ月〜(軽度の場合)
  • 2週間ごとのマウスピース交換で素早く移動

2. Oh my teeth Basic

  • 平均約3ヶ月で完了
  • 部分矯正に特化した効率的な治療

3. スマイルトゥルー

  • 3〜6ヶ月で完了
  • 2週間ごとの頻繁なチェックで確実に進行

治療期間を短くする条件

適応症例が軽度であること

  • 前歯の軽いガタつき程度
  • 移動距離が小さい

装着時間を守れること

  • 1日20時間以上の装着が必須
  • サボると期間が延びる

定期的な交換を怠らない

  • 指定された期間で確実に交換
  • 自己管理が重要

IPRなど補助的処置を併用

  • 歯と歯の間を少し削ってスペース確保
  • 効率的な歯の移動が可能に

4-3. 通院頻度で選ぶ|初回のみ・オンライン対応ブランド

忙しい方や遠方の方には、通院回数が少ないブランドがおすすめです。

通院1回で完結するブランド

🥇 Oh my teeth

  • 特徴:原則初回1回のみ、以降完全オンライン
  • サポート:24時間365日LINEで相談可能
  • 適している人
    • 仕事で通院時間が取れない方
    • 地方在住で通院が困難な方
    • 子育て中で外出が難しい方

🥈 hanaravi

  • 特徴:初回診断後は自宅で歯型採取
  • サポート:2週間ごとに写真送付で経過確認
  • メリット:認定医チームが監修で安心

🥉 エミニナル矯正

  • 特徴:初回以降は3ヶ月ごとのオンラインチェック
  • サポート:矯正専門医が必ず担当
  • 安心ポイント:500症例以上の経験者のみ

オンライン矯正のメリット・デメリット

メリット

  • 通院の時間と交通費が節約できる
  • 仕事を休む必要がない
  • 全国どこからでも質の高い治療を受けられる

デメリット

  • 対面でないと気づけない問題もある
  • 自己管理能力が求められる
  • 緊急時の対応に不安が残る場合も

通院頻度比較表

通院頻度ブランド例メリットデメリット
初回のみOh my teeth
hanaravi
エミニナル
時間の節約
遠方でもOK
自己管理必要
緊急時不安
2〜3ヶ月インビザライン
ウィ・スマイル
バランスが良い
対面の安心感
定期的な時間確保必要
月1回DPEARL
アソアライナー
きめ細かいケア
問題の早期発見
頻繁な通院負担
2週間ごとスマイルトゥルー確実な進行管理
即座の対応
かなりの時間的負担

4-4. 適応症例で選ぶ|重度の歯並びにも対応するブランド

「歯並びがかなり悪いけど、マウスピース矯正できる?」という方向けに、重度症例にも対応可能なブランドを紹介します。

重度症例に対応可能なブランド

1. インビザライン(コンプリヘンシブ)

  • 対応可能な症例
    • 抜歯が必要な重度の叢生
    • 開咬、過蓋咬合
    • 重度の出っ歯、受け口
    • 顎のズレを伴う不正咬合
  • 強み:世界中の症例データを活用した高精度な治療計画

2. クリアコレクト(UNLIMITEDプラン)

  • 特徴:5年間マウスピース作り放題
  • メリット:追加費用なしで納得いくまで治療
  • 適応:ほぼすべての不正咬合に対応

3. ローコスト・プレミアム

  • 費用:50万円/95万円/120万円の3コース
  • 対応症例:重度の出っ歯、叢生、開咬など
  • 特徴:全顎矯正専門プラン

4. ウィ・スマイル矯正(無制限プラン)

  • 費用:66万円(5年保証)
  • メリット:期間内なら何度でも作り直し可能
  • 安心:重度でも定額で追加費用なし

症例別対応可否一覧

症例部分矯正全体矯正特に強いブランド
軽度の前歯ガタつきキレイライン、Zenyum
すきっ歯どのブランドでも可
軽度の出っ歯Oh my teeth、hanaravi
八重歯インビザライン
受け口×インビザライン、クリアコレクト
開咬×インビザライン
重度の叢生×インビザライン、ローコストプレミアム
抜歯症例×インビザライン

(◎:得意、○:対応可、△:軽度なら可、×:対応困難)

⚠️ 重度症例の注意点

  1. 必ず複数院でカウンセリングを受ける
    • 医師により診断が異なることがある
    • セカンドオピニオンは必須
  2. ワイヤー矯正との比較検討
    • 重度の場合、ワイヤーの方が確実な場合も
    • 治療期間や費用を総合的に判断
  3. 追加処置の可能性を確認
    • アタッチメント(歯に付ける突起)
    • IPR(歯間削合)
    • 顎間ゴムの使用
    • これらの追加費用も要確認
  4. 治療期間の覚悟
    • 重度の場合2〜3年かかることも
    • 途中で諦めないメンタルが重要

5. 主要マウスピース矯正ブランド詳細解説

各ブランドの特徴を詳しく解説します。自分の症例や希望に合ったブランドを見つけてください。

5-1. インビザライン|世界シェアNo.1の実力

インビザラインの基本情報

  • 運営会社:アライン・テクノロジー社(米国)
  • 開始年:1999年〜
  • 実績:世界100ヶ国以上、1,100万人以上の治療実績
  • 導入医院数:日本国内で推定数千院

4つのプランと費用

プラン名適応症例マウスピース枚数費用目安治療期間
コンプリヘンシブ制限なし(重度OK)無制限77万円〜1〜3年
ライト軽度〜中度片顎14枚以内45万円〜〜7ヶ月
エクスプレスごく軽度片顎7枚以内35万円〜〜4ヶ月
GO前歯〜小臼歯20枚以内44〜55万円〜1年

インビザラインの強み

圧倒的な症例数とデータ

  • AIが1,100万人分のビッグデータを活用
  • 精度の高い治療計画を立案

クリンチェック(3Dシミュレーション)

  • 治療前に最終的な歯並びを確認可能
  • 歯の動きを0.1mm単位で計画

SmartTrack素材

  • 独自開発の特殊プラスチック
  • 持続的で優しい力を実現

世界共通の品質

  • どの医院でも同じ品質の装置
  • 海外転居時も治療継続可能

こんな人におすすめ

  • 重度の不正咬合を確実に治したい
  • 実績と信頼性を最重視する
  • 治療のゴールを事前に確認したい
  • 予算に余裕がある(50万円以上)

注意点

  • 費用が高額(特にコンプリヘンシブ)
  • 医師の技術により結果に差が出やすい
  • 導入医院が多すぎて選ぶのが大変

5-2. キレイライン矯正|前歯特化で圧倒的コスパ

キレイライン矯正の基本情報

  • 運営会社:SheepMedical株式会社
  • 開始年:2017年〜
  • コンセプト:「高額な矯正治療をあきらめてほしくない」
  • 提携医院数:全国130院以上(39都道府県)

料金体系

都度払いプラン

  • 初回:22,000円(税込)
  • 2回目以降:55,000円(税込)/回
  • 好きなタイミングでストップ可能

コース料金

  • 4回コース:176,000円(1.1万円お得)
  • 7回コース:319,000円(3.3万円お得)
  • 10回コース:462,000円(5.5万円お得)

※別途初回検診料3,300円〜、再診料3,300円程度/回

キレイライン矯正の特徴

前歯12本に特化

  • 最も目立つ部分を効率的に改善
  • 短期間での治療が可能

ホワイトニング剤プレゼント

  • マウスピースを活用してホワイトニングも
  • 白く整った歯並びを同時に実現

最短2.5ヶ月〜の治療期間

  • 軽度なら数ヶ月で完了
  • 平均的には5ヶ月〜1年程度

提携院の多さ

  • 全国130院以上で受診可能
  • 地方でも見つけやすい

適応症例と注意点

得意な症例

  • 前歯の軽度なガタつき
  • すきっ歯
  • 軽度の出っ歯
  • 過去の矯正の後戻り

適応外となる可能性が高い症例

  • 奥歯の移動が必要なケース
  • 骨格的な問題がある場合
  • 重度の受け口や開咬

追加で必要になる可能性がある処置

  • 拡大床(歯列を広げる装置):別途費用
  • IPR(歯間削合):医院により費用設定
  • ワイヤー矯正との併用:症例により提案

こんな人におすすめ

  • とにかく費用を抑えたい
  • 前歯だけ気になる
  • 短期間で終わらせたい
  • 都度払いで様子を見ながら進めたい

5-3. Oh my teeth|通院1回!オンライン矯正の先駆け

Oh my teethの基本情報

  • 運営会社:株式会社Oh my teeth
  • 開始年:2019年〜
  • コンセプト:「矯正を、もっとシンプルに」
  • 提携医院数:16院(主要都市中心)

シンプルな料金プラン

プラン適応範囲費用(税込)平均治療期間
Basic上下前歯(部分矯正)330,000円約3ヶ月
Pro奥歯含む全体660,000円約6ヶ月

※追加費用一切なし(診断料、マウスピース代、サポート費用、リテーナー代すべて込み)

Oh my teethの革新的な仕組み

通院は初回1回のみ

  1. 初回診断(約30分)で歯型スキャン
  2. 自宅にマウスピース一式が届く
  3. LINEで定期的に経過報告
  4. 完了後もリテーナーで保定

24時間365日のLINEサポート

  • 専属医療チームが常駐
  • 写真を送れば即アドバイス
  • 不安や疑問にすぐ対応

定額制で安心

  • 予定通り進まなくても追加費用なし
  • リテーナー代も含まれる
  • 分割払いも可能(月々9,800円〜)

メリット・デメリット

メリット

  • 通院の手間が最小限
  • 料金が明確で追加費用なし
  • スマホで気軽に相談できる
  • 忙しい人に最適

デメリット

  • 重度症例は対応不可
  • 対面での細かいチェックは少ない
  • 提携医院が都市部中心
  • 自己管理能力が必要

こんな人におすすめ

  • 仕事が忙しく通院時間が取れない
  • 遠方で通院が困難
  • 明確な料金設定を求める
  • テクノロジーに抵抗がない

5-4. アソアライナー|国内製造の安心感

アソアライナーの基本情報

  • 提供会社:アソインターナショナル株式会社
  • 特徴:日本の歯科技工所で製造
  • 開始:日本のマウスピース矯正の先駆け的存在
  • 導入医院:全国の矯正歯科で採用

独自の3ステップシステム

アソアライナーは1つの移動に対して3種類の厚さのマウスピースを使用:

  1. ソフト(0.5mm):最初の10日間
    • 柔らかく痛みが少ない
    • 歯を優しく動かし始める
  2. ミディアム(0.6mm):次の10日間
    • 適度な硬さで確実に移動
    • 痛みと効果のバランスが良い
  3. ハード(0.8mm):最後の10日間
    • しっかりと歯を移動・固定
    • 次のステップへの準備

特徴とメリット

痛みが少ない

  • 段階的な力のかけ方
  • 急激な移動を避ける設計

国内製造の利点

  • 最短2週間でマウスピース完成
  • 日本人の歯列に合わせた設計
  • 品質管理が徹底

細かい調整が可能

  • ステップごとに型取り
  • 計画変更に柔軟に対応

コストパフォーマンス

  • 費用相場:約40万円
  • インビザラインより安価

注意点とデメリット

  • 適応症例が限定的(軽度〜中度)
  • 毎回の型取りが必要で手間
  • 全体矯正には向かない
  • 治療期間の予測が難しい

こんな人におすすめ

  • 国産にこだわりたい
  • 痛みに敏感で心配
  • 軽度の部分矯正で十分
  • きめ細かい調整を希望

5-5. クリアコレクト|ストローマン社が提供する6つのプラン

クリアコレクトの基本情報

  • 提供会社:ストローマン社(スイス)
  • 特徴:インプラントNo.1企業のマウスピース矯正
  • 米国シェア:インビザラインに次ぐ第2位
  • 日本展開:2018年頃〜

6つのプランで幅広く対応

プラン名適応症例アライナー数費用目安
FLEX必要な分だけ都度オーダー18.5万円〜
ONE軽度1セット約30万円
TWO軽度2セット約35万円
THREE中度3セット約40万円
UNLIMITED重度5年間無制限約66万円

クリアコレクトの特徴

歯茎を2mm覆う独自形状

  • 保持力が高い
  • 効率的な歯の移動
  • 外れにくい設計

ClearPilotソフトウェア

  • 3D治療計画を作成
  • インビザライン同様の精密さ
  • 医師と共有しやすい

柔軟なプラン設定

  • 症例に応じて6プランから選択
  • 途中でプラン変更も可能
  • 無制限プランで安心

ストローマン社の信頼性

  • 歯科業界の大手企業
  • 品質管理が徹底
  • グローバル展開

メリット・デメリット

メリット

  • インビザラインより安価な場合が多い
  • プラン選択の自由度が高い
  • 重度症例にも対応可能
  • 大手企業の安心感

デメリット

  • 日本での実績はまだ少ない
  • 取扱医院が限定的
  • 知名度が低い

こんな人におすすめ

  • インビザラインの費用が高いと感じる
  • 症例に応じた柔軟なプランを選びたい
  • 企業の信頼性を重視
  • 5年保証で確実に治したい(UNLIMITEDプラン)

5-6. ウィ・スマイル矯正|1回1,650円から始められる柔軟性

ウィ・スマイル矯正の基本情報

  • サービス形態:ポータルサイト型
  • 特徴:患者と歯科医院をマッチング
  • 提携医院数:全国60院以上
  • 強み:多彩な料金プラン

選べる料金プラン

回数費用(税込)月額換算適応症例
お試し1回1,650円適応診断用
4回107,800円約4,500円〜ごく軽度
8回231,000円約9,600円〜軽度
12回352,000円約14,700円〜中度
18回517,000円約21,500円〜中〜重度
無制限660,000円約27,500円〜重度

※月額はデンタルローン24回払いの場合

ウィ・スマイル矯正の特徴

調整料・保定管理料が無料

  • 何回通院しても追加費用なし
  • トータルコストが明確

お試しプランあり

  • 1,650円で適応診断
  • マウスピースの装着感を確認
  • 月30名限定

独自のマウスピース形状

  • 歯茎の上2mmまでカバー
  • 矯正力を高める設計
  • 光沢防止加工で目立ちにくい

ホワイトニング剤プレゼント

  • 矯正と同時に歯を白く
  • 追加特典が充実

適応症例

  • 出っ歯、受け口
  • すきっ歯、叢生
  • 開咬、過蓋咬合
  • 正中のずれ
  • 軽度〜重度まで幅広く対応

こんな人におすすめ

  • まず適応診断を受けたい
  • 回数を自分で選びたい
  • 追加費用を避けたい
  • 全国展開で通いやすい医院を探している

5-7. ローコスト|300院以上!国内最大級ネットワーク

ローコストの基本情報

  • 運営:株式会社スマイルアンドトゥース
  • 開始:2019年〜
  • 提携医院数:300院超(国内最大規模)
  • 特徴:自社製造で低価格実現

2つのコース設定

部分矯正コース

  • 都度払い:初回22,000円、2回目以降44,000円
  • 8回コース:297,000円
  • 16回コース:539,000円
  • 24回コース:748,000円

ローコスト・プレミアム(全顎矯正)

  • 50万円プラン:軽〜中度
  • 95万円プラン:中〜重度
  • 120万円プラン:最重度

ローコストの強み

圧倒的な医院数

  • 全国300院以上
  • 関東212院、関西59院
  • 地方でも見つけやすい

自社製造でコストダウン

  • 国家資格保有の歯科技工士が製造
  • 中間マージンをカット
  • 品質を保ちながら低価格

拡大床・IPRを使わない方針

  • 患者の負担を最小限に
  • シンプルな治療計画
  • リスクを抑える

明確な料金設定

  • 追加費用が発生しにくい
  • 事前に総額がわかる

注意点

  • 低価格ゆえ適応判断が甘い可能性
  • 医院により技術差がある
  • 重度は高額になる

こんな人におすすめ

  • 近くの医院で治療したい
  • 部分矯正を安く済ませたい
  • 大手の安心感が欲しい
  • 転勤の可能性がある

5-8. hanaravi|認定医チームによる安心サポート

hanaraviの基本情報

  • 運営:株式会社DRIPS
  • 特徴:矯正認定医チームが監修
  • 提携医院数:22院(主要都市)
  • 強み:専門性の高さ

3つの料金プラン

プラン適応症例費用(税込)治療期間目安
Basic軽度(部分矯正)330,000円5〜7ヶ月
Medium中度495,000円7〜10ヶ月
Pro重度(抜歯以外)660,000円8〜18ヶ月

※リテーナー代込み、IPR等は別途33,000円

hanaraviの独自システム

自宅で歯型採取

  1. 初回診断は医院で実施
  2. 矯正準備キットが自宅に届く
  3. 説明書に従って型取り
  4. 返送して治療計画作成

認定医チームの協議

  • 日本矯正歯科学会認定医が複数で検討
  • より精度の高い治療計画
  • 難症例にも対応

2週間ごとの写真チェック

  • 定期的に歯の写真を送信
  • AIと医師のダブルチェック
  • 問題の早期発見

LINEで気軽に相談

  • 専門スタッフが対応
  • 不安をすぐに解消
  • 経過の共有も簡単

メリット・デメリット

メリット

  • 矯正専門医の安心感
  • 自宅で型取りできる利便性
  • 明朗会計(リテーナー込み)
  • 質の高い治療計画

デメリット

  • 提携医院が少ない
  • 自己採型の精度に不安
  • 都市部中心の展開

こんな人におすすめ

  • 専門医の診断を重視
  • 通院回数を最小限にしたい
  • 中程度の歯並びを改善したい
  • 質の高い治療を求める

5-9. DPEARL|LINEアプリ連携で挫折しない矯正

DPEARLの基本情報

  • 特徴:専用アプリでモチベーション維持
  • 提携医院数:全国109院(2024年末時点)
  • 強み:月1回の対面チェック+アプリサポート

期間別の料金プラン

プラン治療期間費用(税込)月額換算
SHORT〜5ヶ月308,000円約61,600円
STANDARD〜8ヶ月429,000円約53,600円
LONG〜12ヶ月554,400円約46,200円
HYBRID〜15ヶ月693,000円約46,200円

※すべてリテーナー代込み

DPEARLの特徴的な機能

専用LINEアプリ

  • 治療の進捗を可視化
  • モチベーション維持機能
  • リマインド通知
  • 達成度の確認

月1回の対面診察

  • オンラインと対面のいいとこ取り
  • 確実な経過チェック
  • 即座の調整対応
  • 安心感が高い

フェイスライン考慮

  • 審美面に配慮した診断
  • 横顔の改善も意識
  • トータルバランスを重視

リテーナー込みの価格

  • 追加費用の心配なし
  • 保定まで責任を持つ
  • 長期的なサポート

適応症例

  • 出っ歯、叢生
  • すきっ歯、正中離開
  • 反対咬合、過蓋咬合
  • 開咬、交叉咬合
  • 軽度〜やや重度まで対応

こんな人におすすめ

  • 矯正を挫折した経験がある
  • モチベーション維持が心配
  • 月1回なら通院できる
  • アプリでの管理が好き

5-10. Zenyum|一律324,500円のシンプル料金

Zenyumの基本情報

  • 発祥:シンガポール(2018年創業)
  • 日本上陸:2021年11月
  • 展開国:アジア9ヶ国
  • 特徴:完全定額制

シンプルな料金体系

一律324,500円(税込)に含まれるもの

  • 初診料
  • 3Dスキャン
  • すべてのアライナー
  • 専用アプリ使用料
  • 最終チェック
  • 追加費用一切なし

Zenyumの治療フロー

  1. オンライン簡易診断
    • 笑顔の写真を送信
    • 適応可否を判定
  2. 提携医院で精密診断
    • 3Dスキャンと診察
    • 治療計画の作成
  3. 毎日の写真アップロード
    • 専用アプリで撮影
    • AIが進捗を分析
    • 異常時はアラート
  4. 最低2回の通院
    • 初回と最終確認のみ
    • 緊急時は追加通院

メリット・デメリット

メリット

  • 料金が完全に明確
  • アジアでの豊富な実績
  • 毎日のモニタリングで安心
  • 若い世代に人気

デメリット

  • 軽度症例のみ対応
  • 前歯の部分矯正に限定
  • 日本での実績はまだ少ない
  • 適応外になる可能性が高い

こんな人におすすめ

  • 料金を明確にしたい
  • 前歯だけ改善できれば十分
  • アプリ管理に抵抗がない
  • 32万円の予算がある

5-11. スマイルトゥルー|高頻度チェックで確実な治療

スマイルトゥルーの基本情報

  • 発祥:アメリカ
  • 特徴:2週間ごとの来院チェック
  • 導入医院:1,500院以上
  • 強み:噛み合わせも考慮した部分矯正

費用と治療期間

  • 費用相場:20〜60万円(症例により変動)
  • 治療期間:3〜6ヶ月
  • 通院頻度:2週間に1回
  • 適応:軽度の前歯部不正

スマイルトゥルーの特徴

高頻度の通院チェック

  • 2週間ごとの確実な管理
  • 問題の早期発見
  • きめ細かい調整

噛み合わせへの配慮

  • 部分矯正でも機能を重視
  • 必要に応じてIPR実施
  • バランスの取れた仕上がり

短期集中治療

  • 最短3ヶ月で完了
  • 集中的に歯を動かす
  • モチベーション維持しやすい

米国矯正専門医の監修

  • アメリカの技術を導入
  • 高い治療品質
  • グローバルスタンダード

注意点

  • 通院頻度が高く負担大
  • 適応症例が限定的
  • 費用の幅が大きい
  • 一般歯科での導入が多い

こんな人におすすめ

  • 確実に短期間で終わらせたい
  • 2週間ごとの通院が可能
  • 噛み合わせも気にする
  • アメリカ式に興味がある

5-12. hanalove|3プラン制で幅広い症例に対応

hanaloveの基本情報

  • 運営:日本企業
  • 提携医院:22院(東京7、大阪3、愛知3等)
  • 特徴:症例に応じた3プラン展開

明確な3プラン設定

プラン対象費用(税込)特徴
Easy前歯のみ217,800円最安値級の部分矯正
Smart前歯+一部奥歯382,800円バランス重視
Premium全顎矯正770,000円〜重度症例も対応

※IPR・アタッチメント装着時は別途33,000円

hanaloveの特徴

業界最安値級のEasyプラン

  • 21.78万円で前歯矯正
  • 月額9,075円〜の分割可
  • コスパ最強

段階的なプラン設計

  • 症例に応じて選択
  • 無理のない治療計画
  • 明確な住み分け

LINEサポート充実

  • 困ったときすぐ相談
  • 写真で経過共有
  • レスポンスが早い

初回のみ通院

  • その後は自宅で管理
  • マウスピースは郵送
  • 時間の節約

メリット・デメリット

メリット

  • とにかく安い(Easyプラン)
  • プラン選択がシンプル
  • 通院負担が少ない
  • 重度にも対応可能

デメリット

  • 提携医院がまだ少ない
  • 知名度が低い
  • 追加処置で費用増の可能性

こんな人におすすめ

  • とにかく安く始めたい(Easyプラン)
  • 症例に合わせてプランを選びたい
  • 通院時間が取れない
  • LINEでの相談を重視

5-13. エミニナル矯正|矯正専門医のみが担当

エミニナル矯正の基本情報

  • 運営:エミナルクリニックグループ
  • 開始:2021年9月〜
  • 提携医院:全国48院(22都道府県)
  • 最大の特徴:500件以上の実績ある矯正医のみ

柔軟な料金プラン

定期購入プラン(サブスク型)

  • 初回:22,000円
  • 2ヶ月目以降:月49,500円
  • 好きなタイミングで終了可能

一括購入プラン

  • 軽度〜中度:13〜47万円
  • 重度:52〜86万円
  • 4ヶ月分ずつまとめて受け取り

※デンタルローン利用で月3,000円台〜

エミニナル矯正の強み

矯正専門医の質保証

  • 500症例以上の経験者のみ
  • 独自の認定基準
  • ハイレベルな治療計画

充実のサポート体制

  • 矯正専門医が主治医
  • 歯科衛生士チームのサポート
  • チャットで即座に相談可能

柔軟な支払い方法

  • サブスク型で始めやすい
  • 満足したら終了できる
  • 月3,000円台から可能

全国展開で通いやすい

  • 48院で展開中
  • 今後50院以上に拡大予定
  • 地方でも受診可能

治療の流れ

  1. 初回診断(唯一の通院)
    • 精密検査と診断
    • 治療計画の説明
  2. 毎月の写真提出
    • 自宅で撮影して送信
    • 進捗をモニタリング
  3. 3ヶ月ごとのフィードバック
    • 担当医からの詳細な評価
    • 必要に応じて計画修正

こんな人におすすめ

  • 矯正医の質を重視する
  • 月額制で始めたい
  • オンライン管理でOK
  • 実績ある医師に任せたい

5-14. コレクトライン|ワイヤー併用も可能な柔軟性

コレクトラインの基本情報

  • 提供:コレクトデンタルクリニック
  • 特徴:完全オーダーメイド対応
  • 強み:ワイヤー矯正との併用可能
  • 展開:限定的(主に札幌等)

独自の料金システム

基本料金

  • 初回1セット:20,900円
  • 追加1セット:41,800円
  • 必要な分だけ作製

無制限プラン

  • 5年間保証付き
  • 何度でも作り直し可能
  • 重度症例向け

クイック矯正(ワイヤー併用)

  • マウスピース+部分的ワイヤー
  • 治療期間を大幅短縮
  • 追加費用は要相談

コレクトラインの特徴

究極のカスタマイズ

  • 患者ごとに完全オーダー
  • 柔軟なプラン変更
  • 途中での方針転換も可能

ハイブリッド治療

  • マウスピースの限界を補完
  • ワイヤーで大きく動かす
  • 仕上げはマウスピース

長期保証の安心感

  • 5年間の無制限プラン
  • 納得いくまで治療継続
  • 後戻りにも対応

矯正専門医の技術

  • 専門クリニックの強み
  • 難症例への対応力
  • きめ細かいフォロー

メリット・デメリット

メリット

  • 自由度が非常に高い
  • 難症例にも対応可能
  • 必要な分だけ支払い
  • ワイヤー併用で確実

デメリット

  • 提供医院が限定的
  • 費用が読みにくい
  • 通院が必要
  • 地域限定サービス

こんな人におすすめ

  • 他で断られた難症例
  • オーダーメイドを求める
  • ワイヤー併用も検討
  • 札幌近郊に在住

各ブランドまとめ:選び方のポイント

ここまで14ブランドを詳しく見てきました。最後に、選び方のポイントをまとめます:

症例の重さで選ぶ

軽度の方

  • キレイライン矯正(前歯特化)
  • Zenyum(定額32.45万円)
  • hanalove Easy(最安21.78万円)

中度の方

  • Oh my teeth(通院1回)
  • hanaravi Medium(認定医チーム)
  • DPEARL(アプリ管理)

重度の方

  • インビザライン(世界標準)
  • クリアコレクト UNLIMITED(5年保証)
  • ローコスト・プレミアム(120万円プラン)

ライフスタイルで選ぶ

忙しい方

  • Oh my teeth(通院1回)
  • hanaravi(オンライン完結)
  • エミニナル矯正(初回のみ)

確実性重視の方

  • インビザライン(実績No.1)
  • DPEARL(月1対面チェック)
  • スマイルトゥルー(2週間ごと)

コスパ重視の方

  • キレイライン矯正(都度払い可)
  • ローコスト(自社製造)
  • hanalove Easy(21.78万円)

地域で選ぶ

全国展開

  • インビザライン(数千院)
  • ローコスト(300院超)
  • キレイライン矯正(130院以上)

都市部中心

  • Oh my teeth(16院)
  • hanaravi(22院)
  • Zenyum(主要都市)

以上、主要14ブランドの詳細でした。次は自分の希望や条件と照らし合わせて、最適なブランドを選んでください。

6. マウスピース矯正で失敗しないための5つのポイント

マウスピース矯正は手軽に始められる反面、選び方や進め方を間違えると失敗につながることもあります。ここでは、後悔しないための重要なポイントを詳しく解説します。

6-1. カウンセリング前に確認すべき8つのこと

カウンセリングを有意義なものにするため、事前に以下の8項目を整理しておきましょう。

1. 現在の歯の状態

虫歯・歯周病の有無

  • 治療が必要な場合は矯正前に完了させる
  • 歯周病があると歯が動きにくい
  • 健康な口腔状態が大前提

過去の歯科治療歴

  • 神経を抜いた歯の有無
  • ブリッジやインプラントの有無
  • 過去の矯正経験

2. 改善したい具体的な部分

気になる箇所を明確に

  • 前歯のガタつき
  • すきっ歯
  • 出っ歯・受け口
  • 八重歯
  • 噛み合わせの問題

優先順位をつける

  • 最も改善したい部分
  • 妥協できる部分
  • 理想のゴールイメージ

3. 予算の上限

総額でいくらまで出せるか

  • 初期費用
  • 月々の支払い可能額
  • 追加費用への備え

支払い方法の希望

  • 一括払い
  • 分割払い(デンタルローン)
  • 都度払い

4. 希望する治療期間

いつまでに終わらせたいか

  • 結婚式などのイベント
  • 就職・転職の予定
  • 海外赴任の可能性

通院可能な頻度

  • 月1回は可能か
  • 土日しか通えない
  • 長期出張の有無

5. ライフスタイルの確認

1日20時間装着できるか

  • 仕事中の装着可否
  • 会食の頻度
  • 間食の習慣

自己管理能力

  • 毎日の装着時間管理
  • マウスピースの手入れ
  • 紛失のリスク

6. 抜歯への考え方

抜歯の可否

  • 絶対に抜きたくない
  • 必要なら抜歯OK
  • できれば避けたい

親知らずの状態

  • すでに抜歯済み
  • 埋まっている
  • 生えている

7. 通院可能なエリア

アクセスの確認

  • 自宅から通いやすいか
  • 職場から通いやすいか
  • 駐車場の有無

引っ越しの可能性

  • 転勤の予定
  • 転院システムの確認
  • 全国展開のブランドか

8. 医院・ブランドの下調べ

複数の選択肢を用意

  • 3院以上でカウンセリング予約
  • 各ブランドの特徴を把握
  • 口コミ・評判のチェック

質問リストの準備

  • 費用の内訳
  • 追加費用の可能性
  • 失敗時の対応

6-2. 信頼できる歯科医院選びの基準

マウスピース矯正の成功は、歯科医院選びで8割決まると言っても過言ではありません。以下の基準で慎重に選びましょう。

矯正治療の実績と専門性

確認ポイント

  • 矯正認定医・専門医の在籍
  • マウスピース矯正の症例数
  • 導入しているブランドの種類
  • 院内の設備(3Dスキャナー等)

危険なサイン

  • 「誰でも簡単にできる」と安易に勧める
  • 症例写真を見せてくれない
  • 矯正経験の浅い医師が担当
  • 1つのブランドしか扱っていない

説明の丁寧さと透明性

良い医院の特徴

  • メリット・デメリットを両方説明
  • 費用の内訳が明確
  • 治療期間を現実的に伝える
  • 代替案も提示してくれる

避けるべき医院

  • 契約を急かす
  • 都合の良いことしか言わない
  • 質問に曖昧な回答
  • 追加費用の説明がない

カウンセリングの質

チェックリスト

  • [ ] 十分な時間を取ってくれる(30分以上)
  • [ ] 口腔内を丁寧に診察する
  • [ ] レントゲンや歯型を取る
  • [ ] シミュレーションを見せてくれる
  • [ ] 質問に真摯に答える
  • [ ] 無理な勧誘をしない

アフターフォロー体制

確認すべき項目

  • 緊急時の対応方法
  • 保証制度の有無
  • 転院時のサポート
  • リテーナーの費用と期間
  • 定期検診の頻度

6-3. 契約前の必須チェックリスト

契約書にサインする前に、必ず以下の項目を確認しましょう。

費用に関する確認事項

項目確認内容チェック
総額最終的にかかる費用の上限
内訳何にいくらかかるか明細
追加費用どんな場合に発生するか
支払方法一括・分割の選択肢
キャンセル料途中解約時の返金規定

治療に関する確認事項

  • 治療計画書の有無
    • 書面での計画書をもらう
    • 期間と回数の明記
    • ゴールの共有
  • 使用するマウスピースの詳細
    • ブランド名と特徴
    • 交換頻度
    • 枚数(回数)
  • 追加処置の可能性
    • IPR(歯間削合)
    • アタッチメント
    • 顎間ゴム
    • 抜歯
  • 保証内容
    • 計画通り進まない場合
    • マウスピースの破損・紛失
    • 後戻りへの対応

契約書の重要ポイント

⚠️ 特に注意すべき文言

  • 「効果には個人差があります」の範囲
  • 「追加費用が発生する場合があります」の条件
  • 「○○の場合は保証対象外」の内容
  • 解約・返金に関する条項

💡 契約前の最終確認

  • その場で契約せず一旦持ち帰る
  • 家族や信頼できる人に相談
  • 他院の見積もりと比較
  • 不明な点は必ず質問

6-4. よくある失敗例と対策方法

実際にあった失敗例から学び、同じ轍を踏まないようにしましょう。

失敗例1:安さだけで選んで後悔

Aさん(28歳女性)の場合

「初回2万円」の広告に惹かれて契約。
結局、追加の装置や処置で総額80万円に。
最初から全額提示の医院の方が安かった...

対策

  • 総額で比較する
  • 追加費用の可能性を必ず確認
  • 安すぎる広告は要注意

失敗例2:適応外なのに無理に始めた

Bさん(35歳男性)の場合

重度の受け口をマウスピースで治療開始。
1年経っても改善せず、結局ワイヤー矯正に。
時間とお金を無駄にしてしまった。

対策

  • 複数院で診断を受ける
  • 適応症例を正しく理解
  • 無理な症例は断る勇気

失敗例3:自己管理ができず失敗

Cさん(22歳女性)の場合

装着時間を守れず、予定の倍の期間に。
追加のマウスピース代で費用も倍増。
途中で挫折してしまった。

対策

  • 自分の性格を正直に評価
  • 装着時間を記録するアプリ活用
  • モチベーション維持の工夫

失敗例4:転院できずに困った

Dさん(30歳男性)の場合

地元の歯科で開始後、転勤が決定。
転居先に提携院がなく、治療が中断。
最初から全国展開のブランドにすればよかった。

対策

  • 転勤の可能性を考慮
  • 全国展開のブランドを選択
  • 転院システムを事前確認

失敗を防ぐ5つの鉄則

  1. 即決しない
    • 最低3院でカウンセリング
    • 冷静に比較検討
    • 家族に相談
  2. 総額で判断
    • 追加費用込みで計算
    • リテーナー代も含める
    • 支払い総額を確認
  3. 適応症例を守る
    • 無理な治療は避ける
    • 医師の診断を信じる
    • 必要ならワイヤー矯正
  4. 自己管理の覚悟
    • 1日20時間は必須
    • 手入れの手間も考慮
    • 継続できるか自問
  5. 将来を見据える
    • 転勤・結婚の可能性
    • ライフスタイルの変化
    • 長期的な視点

6-5. セカンドオピニオンを受けるべきタイミング

以下のような場合は、迷わずセカンドオピニオンを受けましょう。

セカンドオピニオンが必要なケース

診断に疑問を感じた時

  • 「簡単に治る」と言われたが不安
  • 抜歯の要否で迷っている
  • 治療期間が短すぎる/長すぎる
  • 他院と診断が大きく異なる

費用に納得できない時

  • 相場より明らかに高い/安い
  • 追加費用の説明が曖昧
  • 内訳を教えてくれない
  • 強引に高額プランを勧める

治療中の不安

  • 予定通り進んでいない
  • 痛みや違和感が続く
  • 医師の対応に不信感
  • 効果を実感できない

セカンドオピニオンの受け方

準備するもの

  • 現在の治療計画書
  • レントゲン写真(可能なら)
  • 治療経過の記録
  • 質問リスト

伝えるべきこと

  • 現在の治療内容
  • 不安に感じている点
  • 期待する治療結果
  • 予算の上限

注意点

  • 現在の担当医の悪口は言わない
  • 客観的な意見を求める
  • 複数の医師の意見を聞く
  • 最終判断は自分で行う

7. マウスピース矯正の体験者が語る「やってよかったこと・後悔したこと」

実際にマウスピース矯正を経験した方々の生の声をお届けします。成功例・失敗例の両方から、リアルな実態を知ってください。

100名のマウスピース矯正経験者に聞いた、リアルな声をまとめました。

やってよかったこと TOP5

1位:複数院でカウンセリングを受けた(78名)

「3院回って、診断も費用も全然違うことがわかった」
「比較することで、信頼できる医院を選べた」
「セカンドオピニオンで適応外だとわかり、無駄を避けられた」

2位:写真で記録を残した(65名)

「毎週撮影することでモチベーション維持できた」
「変化が目に見えて、辛い時期も乗り越えられた」
「ビフォーアフターを見ると感動する」

3位:SNSで仲間を見つけた(52名)

「同じブランドの人と情報交換できた」
「悩みを共有できて心強かった」
「先輩の体験談が参考になった」

4位:予備のマウスピースケースを用意(48名)

「職場用、自宅用、バッグ用と3つ常備」
「外食時に忘れることがなくなった」
「衛生的に保管できて安心」

5位:タイマーアプリを活用(41名)

「装着時間を正確に管理できた」
「20時間以上を確実にキープ」
「記録が残るのでモチベーションに」

後悔したこと TOP5

1位:費用の内訳を確認しなかった(62名)

「リテーナー代が別だと後で知った」
「調整料が毎回かかって予算オーバー」
「追加のマウスピース代で倍額に」

2位:1つの医院で即決した(58名)

「他にもっと良い選択肢があったかも」
「相場がわからず高額契約してしまった」
「後で評判の悪い医院だと知った」

3位:自己管理の甘さ(49名)

「装着時間を守れず期間が延びた」
「間食癖が治らず大変だった」
「紛失して追加費用が発生」

4位:適応症例を甘く見た(43名)

「部分矯正で無理やり始めて失敗」
「途中でワイヤー併用になった」
「最初から全体矯正にすればよかった」

5位:保定期間を軽視した(37名)

「リテーナーをサボって後戻り」
「保定の重要性を理解していなかった」
「せっかくの矯正が台無しに」

経験者からのアドバイス

🎯 契約前に必ずすべきこと

  • 最低3院でカウンセリング
  • 総額の見積もりを書面でもらう
  • 適応症例かしっかり確認
  • 契約は持ち帰って検討

📱 便利なツール・アイテム

  • 装着時間管理アプリ「TrayMinder」
  • 携帯用マウスピースケース
  • 専用洗浄剤とブラシ
  • 矯正用ワックス(痛み対策)

💪 モチベーション維持の方法

  • InstagramやXで記録公開
  • 矯正仲間とつながる
  • 定期的に写真撮影
  • ゴールの写真を待ち受けに

⚠️ 絶対に避けるべきこと

  • 装着時間を守らない
  • 定期チェックをサボる
  • 熱い飲み物を装着したまま飲む
  • マウスピースの手入れを怠る

これらの体験談から学べることは、**成功の鍵は「正しい選択」と「自己管理」**だということです。安易に決めず、しっかり比較検討し、始めたら最後まで頑張り抜く。この2つを守れば、きっと理想の歯並びが手に入るはずです。

8. よくある質問(FAQ)

マウスピース矯正に関して、多くの方が疑問に思う質問をカテゴリー別にまとめました。

8-1. 費用に関する質問

Q. 医療費控除は使える?

A. はい、使える可能性が高いです。

マウスピース矯正は「歯列矯正」として医療費控除の対象になることが多いです。

医療費控除の条件

  • 年間の医療費が10万円を超える(所得200万円未満の場合は所得の5%)
  • 美容目的ではなく、機能改善が目的
  • 医師の診断書がある

控除額の計算例

矯正費用:50万円
その他医療費:5万円
合計:55万円

控除額 = 55万円 - 10万円 = 45万円
還付金 = 45万円 × 税率(20%の場合)= 9万円

必要な手続き

  1. 領収書をすべて保管
  2. 医師の診断書を準備
  3. 確定申告で申請
  4. 翌年に還付

💡 ポイント:家族の医療費も合算できるので、世帯全体で計算しましょう。


Q. 分割払いの金利はどれくらい?

A. デンタルローンなら年利3〜5%程度が一般的です。

支払い方法別の金利比較

支払方法金利(年利)メリットデメリット
デンタルローン3〜5%金利が低い審査がある
クレジット分割10〜15%審査が簡単金利が高い
医院の分割0〜3%金利が安い医院による

シミュレーション例(50万円を分割)

デンタルローン(金利4%)の場合:

  • 24回払い:月々約21,700円(総額約52万円)
  • 36回払い:月々約14,800円(総額約53万円)
  • 48回払い:月々約11,300円(総額約54万円)

おすすめの支払い方法

  1. 可能なら一括払い(金利なし)
  2. デンタルローンで24〜36回
  3. ボーナス併用払いで期間短縮

Q. 追加費用が発生するケースは?

A. 以下のような場合に追加費用が発生する可能性があります。

よくある追加費用のケース

ケース費用相場備考
マウスピースの紛失・破損1枚1〜3万円保証があれば無料の場合も
追加アライナーの作製5〜20万円計画通り進まない場合
IPR(歯間削合)1回3,000〜1万円医院により込みの場合も
アタッチメント装着1〜5万円必要な症例のみ
虫歯治療実費矯正中断の可能性
リテーナー再作製2〜5万円紛失・破損時

追加費用を避けるコツ

  • 総額制のプランを選ぶ
  • 保証内容を事前確認
  • マウスピースの予備を確保
  • 定期的なメンテナンス

⚠️ 注意:「追加費用一切なし」を謳うブランドでも、紛失や破損は対象外の場合が多いです。


8-2. 治療期間に関する質問

Q. 本当に3ヶ月で終わる?

A. 軽度の部分矯正なら可能ですが、個人差があります。

3ヶ月で終わる可能性が高いケース

  • 前歯の軽微なガタつき(1〜2mm程度)
  • 小さなすきっ歯(2mm以下)
  • 過去の矯正の軽い後戻り
  • 1〜2本だけの問題

現実的な治療期間の目安

症例の程度部分矯正全体矯正
軽度3〜6ヶ月6ヶ月〜1年
中度6ヶ月〜1年1〜2年
重度対応困難2〜3年

期間に影響する要因

  • 歯の動きやすさ(個人差大)
  • 装着時間の遵守率
  • 年齢(若い方が動きやすい)
  • 歯周病の有無
  • 計画の修正回数

💡 現実的なアドバイス:広告の「最短○ヶ月」は最も順調に進んだ場合です。余裕を持った計画を立てましょう。


Q. 治療が長引く原因は?

A. 主に以下の5つの原因があります。

1. 装着時間不足(最も多い原因)

必要:1日20時間以上
実際:平均18時間 → 治療期間1.5倍に

対策

  • タイマーアプリで管理
  • 食後すぐに装着する習慣
  • 予備の歯磨きセット常備

2. マウスピースの適合不良

  • 歯とマウスピースに隙間
  • 計画通りに歯が動かない
  • 作り直しが必要に

対策

  • 違和感があればすぐ相談
  • チューイーでしっかり装着
  • 定期チェックを欠かさない

3. 予想外の歯の動き

  • 歯根の形状による制限
  • 骨の硬さの個人差
  • 隣の歯の干渉

4. 生活習慣の問題

  • 頻繁な間食
  • 装着忘れが多い
  • 手入れ不足で虫歯

5. 治療計画の見直し

  • 当初の計画が楽観的
  • 途中で目標変更
  • 追加の処置が必要

Q. 保定期間はどれくらい必要?

A. 最低でも矯正期間と同じ期間、理想は2年以上です。

保定期間の目安

矯正期間最低保定期間推奨保定期間
6ヶ月6ヶ月2年
1年1年2年以上
2年2年生涯

保定装置(リテーナー)の種類

  1. マウスピース型リテーナー
    • 矯正用と同じ見た目
    • 取り外し可能
    • 費用:2〜5万円
  2. ワイヤー固定式リテーナー
    • 歯の裏側に接着
    • 24時間固定
    • 費用:3〜5万円

保定期間中の装着時間

  • 最初の6ヶ月:終日装着(食事以外)
  • 6ヶ月〜1年:夜間のみ
  • 1年以降:週3〜4日の夜間

⚠️ 重要:保定をサボると必ず後戻りします。せっかくの投資を無駄にしないよう、保定期間も治療の一部と考えましょう。


8-3. 適応症例に関する質問

Q. 八重歯は治せる?

A. 程度によりますが、軽度なら可能です。

八重歯の治療可否判断基準

八重歯の状態部分矯正全体矯正推奨ブランド
軽度(少し出ている)キレイライン、Oh my teeth
中度(明らかに飛び出し)インビザライン、クリアコレクト
重度(大きく飛び出し)×インビザライン(抜歯併用)

八重歯治療の注意点

  • スペース確保が必要
  • IPR(歯間削合)の可能性大
  • 抜歯が必要な場合も
  • 期間は長めになる傾向

成功のポイント

  1. 複数医院で診断を受ける
  2. 3Dシミュレーションで確認
  3. 必要なら抜歯も検討
  4. 全体矯正を視野に入れる

Q. 受け口でも大丈夫?

A. 軽度の歯性受け口なら可能ですが、骨格性は困難です。

受け口の種類と対応可否

歯性受け口(歯の傾きが原因)

  • マウスピース矯正:○
  • 適したブランド:インビザライン、クリアコレクト
  • 治療期間:1〜2年

骨格性受け口(顎の位置が原因)

  • マウスピース矯正:△〜×
  • 外科手術併用が必要な場合も
  • 矯正専門医での診断必須

診断のポイント

  • レントゲンで骨格を確認
  • 家族歴の確認(遺伝要因)
  • 成長期かどうか
  • 顎関節の状態

💡 アドバイス:受け口は自己判断せず、必ず矯正専門医の診断を受けてください。


Q. 抜歯が必要なケースは?

A. 重度の叢生や出っ歯では必要になることがあります。

抜歯が必要になりやすいケース

  1. 重度の叢生(ガタガタ)
    • 歯の大きさ>顎の大きさ
    • スペース不足が5mm以上
    • 八重歯が大きく飛び出し
  2. 重度の出っ歯
    • 上顎前突が著しい
    • 口が閉じにくい
    • 横顔の改善希望
  3. 上下顎のズレ
    • 顎の前後的なズレが大きい
    • 噛み合わせの大幅な改善必要

抜歯の代替案

  • IPR(歯間削合)で0.5mm×複数箇所
  • 歯列拡大(拡大床使用)
  • 奥歯を後方に移動

抜歯を避けたい場合の選択肢

  1. 部分矯正で妥協
  2. IPRで対応できる医院を探す
  3. 時間をかけて少しずつ移動
  4. セカンドオピニオンを受ける

8-4. 日常生活に関する質問

Q. 食事の制限はある?

A. マウスピースを外せば制限はありませんが、注意点があります。

食事に関するルール

食事中は必ず外す

  • 破損・変形の防止
  • 着色の防止
  • 虫歯リスクの軽減

飲み物の注意

  • 水:装着したままOK
  • お茶・コーヒー:外す(着色)
  • ジュース:外す(虫歯リスク)
  • アルコール:外す(変形リスク)

外食時の工夫

  1. マウスピースケース必携
  2. 歯磨きセットも持参
  3. お手洗いで素早く着脱
  4. 会食前に説明しておく

間食を減らすコツ

  • 食事時間を決める
  • ガムや飴を避ける
  • 水分で空腹を紛らわす
  • 装着時間を優先する

Q. 装着時の痛みはどの程度?

A. 個人差はありますが、ワイヤー矯正より軽いです。

痛みの程度と時期

時期痛みレベル特徴対処法
装着初日★★★締め付け感鎮痛剤OK
2〜3日目★★違和感程度柔らかい食事
1週間後ほぼ慣れる通常通り
新しいマウスピース★★初日のみ夜に交換

痛みを軽減する方法

  1. 新しいマウスピースは就寝前に交換
  2. 痛み止めを事前に服用
  3. 冷たいものを飲む
  4. チューイーで均等に圧力分散

痛みが異常な場合

  • 特定の歯だけ激痛 → 調整必要
  • 歯茎の腫れ → 炎症の可能性
  • 顎の痛み → 噛み合わせ要確認

Q. 仕事中の装着は目立つ?

A. ほとんど気づかれません。

見た目に関する事実

気づかれやすさ調査結果

1m以上離れて:ほぼ0%
50cm(会話距離):約10%
至近距離:約30%
知っている人:約50%

職業別の体験談

接客業(美容部員・28歳)

「3ヶ月間、誰にも気づかれませんでした。 むしろ歯並びが良くなって褒められました。」

営業職(男性・35歳)

「商談中も全く問題なし。 滑舌も2週間で慣れました。」

教師(女性・42歳)

「生徒には最初に説明しました。 『先生も頑張ってる』と応援されました。」

目立ちにくくする工夫

  • アタッチメントは目立たない位置に
  • 口紅は薄めの色を選択
  • 笑い方を少し控えめに
  • 自信を持って堂々と

💡 結論:マウスピース矯正は想像以上に目立ちません。気にしすぎる方が不自然になるので、普通に過ごしましょう。


9. まとめ:あなたに最適なマウスピース矯正を見つけるために

ここまで、マウスピース矯正の種類から選び方、注意点まで詳しく解説してきました。最後に、あなたが理想の笑顔を手に入れるための行動指針をまとめます。

あなたに合ったマウスピース矯正を選ぶ3ステップ

STEP1:自己分析をする

チェックリスト
□ 改善したい部分を明確にする(前歯だけ?全体?)
□ 予算の上限を決める(総額でいくらまで?)
□ 希望する治療期間を設定(いつまでに?)
□ 通院可能な頻度を確認(月1回は可能?)
□ 自己管理能力を正直に評価(20時間装着できる?)

STEP2:情報収集と比較

やるべきこと

  1. 本記事の比較表で候補を3〜5つに絞る
  2. 各ブランドの公式サイトで詳細確認
  3. 実際の治療例や口コミをチェック
  4. 近くの提携医院をリサーチ
  5. 無料カウンセリングを予約

STEP3:カウンセリングで確認

必ず聞くべき質問

  • 私の症例は適応範囲内か?
  • 総額でいくらかかるか?
  • 追加費用の可能性は?
  • 治療期間の現実的な見込みは?
  • 保証内容はどうなっているか?

タイプ別おすすめマウスピース矯正(最終まとめ)

🏃‍♀️ スピード重視タイプ

「とにかく早く終わらせたい」 → キレイライン矯正orスマイルトゥルー

  • 最短2.5〜3ヶ月の実績
  • 軽度症例なら確実に早い

💰 コスパ重視タイプ

「できるだけ安く済ませたい」 → hanalove Easyorローコスト

  • 20万円台で部分矯正可能
  • 追加費用も明確

🏠 在宅重視タイプ

「通院は最小限にしたい」 → Oh my teethorhanaravi

  • 初回1回のみの通院
  • オンラインサポート充実

🎯 確実性重視タイプ

「多少高くても確実に治したい」 → インビザラインorクリアコレクト

  • 実績と信頼性No.1
  • あらゆる症例に対応

最後に伝えたいこと

マウスピース矯正は、正しく選んで正しく実行すれば、必ず結果が出る治療法です。しかし、安易な選択や甘い自己管理は失敗につながります。

成功の秘訣は3つ

  1. 焦らない:じっくり比較検討する
  2. 妥協しない:適応症例を守る
  3. 諦めない:最後まで続ける

あなたの人生において、歯並びを整えることは単なる見た目の改善以上の価値があります。自信を持った笑顔は、仕事でもプライベートでも、あなたの可能性を広げてくれるはずです。

この記事が、あなたの理想の笑顔への第一歩となることを願っています。

📋 カウンセリング前の準備チェックリスト

印刷して使える便利なチェックリストです。カウンセリング前にご活用ください。

📋 マウスピース矯正 カウンセリング前チェックリスト


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どんなに情報を集めても、実際に歯科医師に診てもらわなければ始まりません。この記事で気になったブランドがあれば、まずは無料カウンセリングを予約してみてください。

あなたが理想の笑顔を手に入れられますように。


※本記事の情報は2025年6月時点のものです。費用や治療内容は医院により異なる場合があります。必ず各医院で最新情報をご確認ください。

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