マウスピース矯正に興味はあるけれど、「費用が高そう」「どのブランドを選べばいいかわからない」と悩んでいませんか?
そんな方におすすめしたいのが、「安く・早く・簡単に」をコンセプトにしたウィ・スマイル矯正です。
この記事では、ウィ・スマイル矯正の費用や治療期間、他のマウスピース矯正との違いまで、気になる情報を全て解説します。
マウスピース矯正を検討している方は、ぜひ最後まで読んでみてください!

ウィ・スマイル矯正とは?基本情報を分かりやすく解説
サービスの概要と特徴
ウィ・スマイル矯正(We Smile)は、2020年に開始された比較的新しい透明マウスピース型の歯科矯正サービスです。最大の特徴は、従来のマウスピース矯正よりも低価格で短期間の治療を実現している点です。
独自のポータルサイトを通じて、矯正を希望する患者と全国の提携歯科クリニックをマッチングする仕組みになっています。そのため、ウィ・スマイル自体は特定のマウスピース装置ブランドではなく、患者に適したマウスピース矯正を各提携医院で提供するサービス名です。
ウィ・スマイル矯正の装置は、医療用の透明樹脂でできた薄いマウスピースです。1枚あたり約0.25mmずつ歯を移動させる設計になっており、小刻みな変化を積み重ねることで無理なく歯列を整えていきます。
装置がほとんど目立たず、必要に応じて自分で取り外せるため、日常生活への影響を最小限に抑えながら矯正治療を受けられます。
全国展開する提携クリニックの安心体制
ウィ・スマイル矯正は、現在全国20都道府県以上・60院以上もの提携クリニックがあり、北海道から沖縄まで幅広い地域で受けられる体制が整っています。
提携クリニックはウィ・スマイルの厳しい審査基準をクリアした実力ある医院のみが選ばれており、矯正歯科医師との連携のもとで診断・治療計画を立てるため、安全性にも配慮されています。
各提携院には矯正専門医やインビザライン認定ドクターが在籍することが多く、症例に応じて適切な治療計画を立ててくれます。また、クリニックによっては最新の光学3Dスキャナーを導入し、精密な型どり・シミュレーションを行うなど技術面のバックアップも充実しています。
提携院数が多いことから、将来引っ越しの可能性があってもウィ・スマイルのネットワーク内で転院できる安心感もあります。実際、引っ越し先に提携院があれば治療データを共有して続きから矯正を続行できる仕組みです。
他のマウスピース矯正との位置づけ
ウィ・スマイル矯正は、特許の関係で高価だったマウスピース矯正技術が一般化した2018年前後から登場した「格安マウスピース矯正(LCM)」の一種です。
インビザラインのような世界的なブランドが重度症例まで対応する「ハイエンド」な位置づけなのに対し、ウィ・スマイル矯正は軽度から中度の症例に特化することで低価格路線を実現しています。
同様のサービスとしてはキレイライン矯正などがありますが、ウィ・スマイル矯正は部分矯正だけでなく全体矯正にも対応できる点で、より幅広いニーズに応えられる設計になっています。
気になる費用は?料金プランと支払い方法を詳しく紹介
コース別の料金体系(1回お試し~30回コースまで)
ウィ・スマイル矯正の費用は、他の矯正法と比べてかなり安価に設定されています。実際の矯正費用は、歯並びの状態に応じたマウスピースの**枚数(コース)**で決まる定額プラン制です。
主な料金プランは以下の通りです:
コース | 料金(税込) | 想定治療期間 | 適応症例 |
---|---|---|---|
1回お試し | 1,650円 | 体験のみ | 軽度な前歯のズレ |
8回コース | 23.1万円 | 1.5~2.5ヶ月 | 軽度の歯列不正 |
12回コース | 35.2万円 | 3~4ヶ月 | 軽度~中度の不正 |
24回コース | 66万円 | 5~9ヶ月 | 中度の歯列不正 |
30回コース | 88万円 | 10ヶ月以上 | 重度の症例 |
最も軽度な「1回お試しコース」なら1,650円で体験可能で、「まずはマウスピース矯正がどんなものか試してみたい」という方にも安心です。
重度のケースでは30回以上のマウスピースが必要となり、その場合は88万円程度になりますが、それ以上の難症例にも対応できるプラン(別途見積もり)も用意されています。
分割払いやデンタルローンの活用方法
ウィ・スマイル矯正は、分割払い(デンタルローン・クレジット)にも柔軟に対応しており、医院によっては最長60回(5年)、一部では最大120回までの超長期分割も可能です。
例えば23.1万円のコースでも**月々1,925円~**といった月額払いで始めることができます(※分割手数料は別途)。
分割払いの種類と特徴:
- デンタルローン: 歯科治療専用のローンで、比較的低金利
- クレジットカード分割: 手持ちのカードで分割払い
- 院内分割: クリニック独自の分割システム
ウィ・スマイル矯正は医療費控除の対象にもなるため、年収等にもよりますが一部費用が税金の還付で戻るケースもあります。
追加費用の有無と総額の目安
ウィ・スマイル矯正の大きなメリットの一つが、治療中の調整料や治療後の保定装置代といった追加料金が基本的にかからない仕組みになっていることです。
そのため、契約時に提示された総額が明確で、後から「思ったより高額になった」という心配がありません。
ただし、以下の費用については注意が必要です:
初回にかかる可能性がある費用
- 初診料:無料~数千円(クリニックにより異なる)
- 精密検査代(レントゲン撮影料等):無料~数万円
治療中に発生する可能性がある費用
- マウスピースの紛失・破損による再作製費
- 虫歯治療などが必要になった場合の治療費
契約前に各クリニックに費用内訳を確認しておくと安心です。多くの提携院では初回カウンセリング・検査・診断料を無料としているため、まずは気軽に相談してみることをおすすめします。
どのくらいで効果が出る?治療期間と進め方
症例別の治療期間目安
ウィ・スマイル矯正の治療期間は症例の難易度によって幅がありますが、平均3~11ヶ月程度の短期間で治療が完了するケースが多いとされています。
症例別の治療期間目安:
軽度の歯列不正(前歯の軽いねじれやすき間など)
- 治療期間:3~6ヶ月
- 対応コース:8回~12回コース
- 具体例:前歯のわずかなガタつき、小さなすき間
中度の歯列不正
- 治療期間:6ヶ月~1年
- 対応コース:12回~24回コース
- 具体例:前歯の出っ歯、軽度の受け口、中程度のガタつき
重度のケース
- 治療期間:10ヶ月~1年以上
- 対応コース:24回~30回以上
- 具体例:複数の歯が大きくずれている場合
他の矯正法と比較しても期間が短い点は大きなメリットです。従来のワイヤー矯正が全体矯正で1~3年程度かかるのに対し、ウィ・スマイル矯正では概ね1年以内に完了するケースが多いのが特徴です。
マウスピースの装着方法と交換スケジュール
ウィ・スマイル矯正の使用方法は、他のマウスピース矯正と同様です。
装着時間と方法
- 1日20時間程度の装着が推奨
- 食事や歯みがきの時以外は基本的に装着
- 2週間に1回程度の頻度で新しいマウスピースに交換
交換ペースは症例により異なりますが、1週間~10日ごとに交換するケースもあります。各マウスピース1枚あたり約0.25mmずつ歯を移動させる設計になっており、小刻みな変化を積み重ねることで無理なく歯列を整えていきます。
日常の扱い方
- 食事や飲み物(水以外)を摂る際は必ずマウスピースを外す
- 飲食後は歯を磨いてから装着
- 熱湯や歯磨き粉、アルコールでの洗浄は避ける
- 専用クリーナーやぬるま湯での洗浄を推奨
装置は薄く透明なプラスチック製なのでほとんど目立たず、電話や会話程度であれば装着したままでも問題ありません。
通院頻度と治療の流れ
ウィ・スマイル矯正の通院頻度は、ワイヤー矯正よりも少なめで、2~3ヶ月に1回程度の来院で済むため、忙しい方でも通いやすくなっています。
治療の基本的な流れ
- 初回カウンセリング・検査
- 歯並びの状態確認
- 3Dスキャンでの型取り
- 治療計画の説明
- マウスピース作製・治療開始
- 約2~3週間でマウスピース完成
- 装着方法の指導
- 複数枚のマウスピースを受け取り
- 定期チェック(2~3ヶ月ごと)
- 治療進行状況の確認
- 次回分のマウスピース受け取り
- 必要に応じて治療計画の調整
- 治療完了・保定期間
- 最終チェック
- 保定装置の説明と装着
一度の来院時に複数枚分のマウスピースを受け取り、自宅で順次交換しながら進める方式のため、毎月の調整通院は不要です。
通院のたびの調整料や再診料は無料(治療費に込み)なので、毎回の支払いを気にせず来院できるのも嬉しいポイントです。
ウィ・スマイル矯正が向いている人・向いていない人
適応となる歯並びの症状
ウィ・スマイル矯正が適応となる症例は、主に軽度~中程度の不正咬合です。
適応しやすい歯並びの症状
- 前歯の軽いガタつき(叢生): 前歯が少し重なっている状態
- すきっ歯(空隙歯列): 前歯に小さなすき間がある状態
- 軽度の出っ歯(上顎前突): 前歯が少し前に出ている状態
- 軽い受け口(反対咬合): 下の前歯が上の前歯より前に出ている軽度な状態
- 軽度の開咬: 奥歯を噛んでも前歯が噛み合わない軽度な状態
ウィ・スマイル矯正では気になる部分だけピンポイントで矯正することも可能で、歯並びのゴール(どこまで治すか)を患者が選べる柔軟さがあります。
特に「前歯だけ治したい」「短期間でここだけ直したい」というニーズには合致しやすいでしょう。
年齢制限と治療可能な条件
ウィ・スマイル矯正の年齢制限については、高校生くらいの年齢から大人まで幅広く対応しています。
年齢層と適応条件
- 対象年齢: 15歳前後~シニア世代まで
- 実際の利用者: 高校生~30代の若年層が多い
- 60歳以上: 歯や歯茎の状態が良好であれば治療可能
成長期前の小児については、顎の成長や乳歯・永久歯の混在などの要因でマウスピースのみでの完治が難しい場合があります。中学生以下のお子様の場合は、クリニックごとに対応方針が異なることもあります。
治療可能な条件
- 永久歯が生えそろっている
- 重度の歯周病がない
- 虫歯がない(治療済みであればOK)
- 顎関節に重篤な問題がない
歯並びの状態が適していれば年齢に上限なく利用できるのが特徴です。
おすすめできないケースとその理由
一方で、ウィ・スマイル矯正では対応が困難なケースもあります。
適応が困難な症例
- 複雑な歯列不正: 大きくズレた奥歯の噛み合わせ
- 重度の叢生: 歯が大きく重なり合っている状態
- 顎の骨格的問題: 上下の顎の大きさや位置に問題がある場合
- 抜歯が必要なケース: 歯を並べるスペースが大幅に不足している場合
- 重度の開咬や過蓋咬合: 噛み合わせの上下的な問題が大きい場合
おすすめできない人の特徴
- 自己管理が苦手な人: 1日20時間の装着ルールを守れない
- 完璧な仕上がりを求める人: 細部まできっちり治したい場合
- 重度の症例: 複雑な噛み合わせを持つ人
これらのケースでは、ワイヤー矯正やインビザラインなど、より適応範囲の広い矯正方法が推奨されます。
ウィ・スマイル矯正に向いているのは「短期間で前歯の見た目を整えたい人」「部分的な矯正で満足できる人」です。逆に不向きなのは「複雑な噛み合わせを持つ人」「全ての歯並びを細部まできっちり治したい人」となります。
痛みや違和感はある?安全性について
マウスピース矯正特有の痛みの程度
矯正治療を行う以上、多少の痛みや違和感はウィ・スマイル矯正でも避けられません。しかし、痛みの程度はワイヤー矯正よりかなり軽いとされています。
一般にマウスピース矯正の痛みはワイヤー矯正の3分の1程度と言われ、実際に利用者からも「ワイヤー矯正に比べて圧倒的に痛みが少なかった」という声が多く聞かれます。
痛みが少ない理由
- 1枚ごとの歯の移動量が0.25mmとゆっくり少しずつ動かす設計
- 歯や歯茎への負担が小さい
- 装置自体が取り外し可能な薄い樹脂で口腔内を傷つけにくい構造
実際に感じる痛みの程度
新しいマウスピースに交換した最初の数日間は、以下のような症状を感じることがあります:
- 歯の締め付け感や浮いたような違和感
- 軽い痛みやムズムズ感
- 噛むときの軽い違和感
これらの症状も2~3日ほどで慣れてきて、歯がマウスピースに沿った位置へ動くにつれて治まっていきます。
痛みの感じ方には個人差があり、「歯が少しムズムズする程度」という人もいれば「初日は噛むと痛みを感じた」という人もいますが、耐え難い激痛になることは通常ありません。
副作用やリスクの有無
ウィ・スマイル矯正は基本的に安全な矯正治療と言えます。装置は医療用の透明樹脂でできており、生体への有害性は低くアレルギー等の報告もほとんどありません。
ただし、矯正治療全般に共通するリスクはいくつか存在します:
主なリスクと対策
- 虫歯・歯周病のリスク
- 装置装着中は唾液が歯に行き渡りにくくなる
- 対策:丁寧な歯磨きと定期チェック
- 歯根吸収
- 歯の根が短くなる現象(稀に発生)
- マウスピース矯正はゆっくり動かすためリスクは低い
- 矯正後の後戻り
- 保定を怠ると歯が元の位置に戻ろうとする
- 対策:治療後の保定装置の適切な使用
- 一時的な発音の不明瞭さ
- サ行やタ行が発音しづらくなる場合がある
- 通常数日~数週間で慣れる
これらは適切な管理下で治療を受ける限り、大きな副作用の心配はありません。
安全に治療を受けるための注意点
ウィ・スマイル矯正を安全に受けるためには、以下の点に注意しましょう:
治療前の準備
- 虫歯や歯周病がある場合は先に治療を完了させる
- 持病やアレルギーがある場合は事前に医師に相談
- 治療内容やリスクについて十分に説明を受ける
治療中の注意点
- 装着時間(1日20時間)を守る
- 丁寧な口腔ケアを心がける
- 定期的な通院を欠かさない
- 異常を感じたらすぐに担当医に相談
保定期間の重要性
- 治療終了後は保定装置を指示通りに使用
- 定期的なメンテナンスを継続
提携クリニックでは治療前に必ず歯科医師による検査・診断が行われ、矯正期間中も定期的に経過観察があります。何かトラブルがあっても適宜対処してもらえる体制が整っているため、安心して治療を受けられます。
【徹底比較】他の矯正方法とどう違う?
ワイヤー矯正との比較
ウィ・スマイル矯正とワイヤー矯正(ブラケット矯正)には、それぞれ大きく異なる特徴があります。
見た目と快適さの違い
ウィ・スマイル矯正は透明なマウスピースで装置がほとんど見えず、必要に応じて自分で取り外せる利点があります。一方、ワイヤー矯正は歯にブラケットを接着しワイヤーで結ぶ固定式のため常に装置が見える状態です。
また、ワイヤー矯正では口内に金属や突起物があるため、舌や頬が当たって痛い・口内炎ができるといった不快感も生じがちです。マウスピース矯正は表面が滑らかで取り外しもできるため違和感や痛みが少ないと評価されています。
費用面の比較
項目 | ウィ・スマイル矯正 | ワイヤー矯正 |
---|---|---|
基本料金 | 20~60万円程度 | 80~100万円程度 |
調整料 | 治療費に込み | 毎月3,000~5,000円 |
保定装置 | 治療費に込み | 別途2~5万円 |
総額目安 | 20~60万円 | 80~120万円 |
ウィ・スマイル矯正は症例によりますが数十万円程度で済むことが多く、調整料込みであるため追加費用の心配も少ないです。
治療期間と対応症例
治療期間については、ウィ・スマイルが平均半年~1年弱で終わるケースが多いのに対し、ワイヤー矯正も軽度なら1年以内、標準的な症例で2年前後です。
ただし、対応症例の広さではワイヤー矯正が圧倒的に優れています:
- ワイヤー矯正: あらゆる歯並びに適用可能、外科矯正にも対応
- ウィ・スマイル矯正: 軽度~中度の歯列不正に限定
インビザラインとの比較
インビザラインは1990年代に登場した老舗のマウスピース矯正で、全世界で1100万人以上が治療を受けた実績があります。
適応範囲と技術力の違い
項目 | ウィ・スマイル矯正 | インビザライン |
---|---|---|
適応症例 | 軽度~中度 | 軽度~重度ほぼ全て |
抜歯症例 | 基本的に非対応 | 対応可能 |
アタッチメント | 基本なし | 細かな調整で使用 |
治療実績 | 数年(新しいサービス) | 25年以上の豊富な実績 |
インビザラインは各歯にアタッチメントという小さな突起を装着し、微妙な歯の回転や複雑な動きも可能にしています。この技術力・治療精度は高く、治療前に3Dシミュレーションで最終結果を予測できる点も安心感があります。
費用と期間の比較
- インビザライン: 80~100万円以上、治療期間1~2年
- ウィ・スマイル矯正: 20~60万円程度、治療期間3~11ヶ月
軽度~中度の症例に限定すれば、ウィ・スマイル矯正で十分効果が得られ、安く早く終われる可能性があります。ただし、重度症例でウィ・スマイルのコースを重ねると結果的に80万以上になる場合もあります。
キレイライン矯正との比較
キレイライン矯正は2017年開始の日本国内サービスで、ウィ・スマイル矯正と同じく低価格・部分矯正中心のマウスピース矯正です。
治療範囲の違い
項目 | ウィ・スマイル矯正 | キレイライン矯正 |
---|---|---|
治療範囲 | 前歯中心~全体矯正も可 | 前歯12本の部分矯正のみ |
奥歯の移動 | 必要に応じて対応 | 基本的に非対応 |
重度症例 | コース追加で対応可 | 完全に適応外 |
キレイライン矯正は前歯12本の部分矯正に特化しているのに対し、ウィ・スマイル矯正は全歯の矯正にも対応可能です。
料金体系の違い
- キレイライン矯正: 初回2.2万円で試し、以降1ステージ4.4万円の都度払い
- ウィ・スマイル矯正: 最初からコース選択、調整料・保定料込み
キレイラインの方が初期費用が明確で始めやすい印象がありますが、ウィ・スマイル矯正は追加料金がかからない安心感があります。
通院頻度
- キレイライン矯正: 月1回程度と比較的こまめ
- ウィ・スマイル矯正: 2~3ヶ月に1回で通院負担が少ない
比較表で一目でわかる特徴の違い
比較表で一目でわかる特徴の違い
項目 | ウィ・スマイル矯正 | ワイヤー矯正 | インビザライン | キレイライン矯正 |
---|---|---|---|---|
費用 | 20~60万円 | 80~120万円 | 80~100万円 | 20~50万円 |
期間 | 3~11ヶ月 | 1~3年 | 1~2年 | 5~12ヶ月 |
見た目 | ◎目立たない | △目立つ | ◎目立たない | ◎目立たない |
痛み | ○少ない | △多い | ○少ない | ○少ない |
通院頻度 | 2~3ヶ月に1回 | 月1回 | 4~6週に1回 | 月1回程度 |
対応症例 | 軽度~中度 | 軽度~重度全て | 軽度~重度全て | 軽度のみ |
取り外し | ○可能 | ×不可 | ○可能 | ○可能 |
実績 | △新しいサービス | ◎豊富 | ◎世界的実績 | ○国内で人気 |
ウィ・スマイル矯正のメリット・デメリット
選ばれる理由:5つの大きなメリット
ウィ・スマイル矯正が多くの人に選ばれる理由を、5つの大きなメリットに整理してご紹介します。
1. 低価格で始められる
従来の矯正より費用負担が少なく、月額払いにも対応しています。平均治療費は10~30万円程度とされ、ワイヤー矯正の半額以下で治療可能です。
「矯正したいけど費用が心配」という方でも、月々1,925円~の分割払いで始められるため、経済的な負担を軽減できます。
2. 治療が早い
平均3~11ヶ月と短期間で完了しやすく、イベントや結婚式に向けた短期矯正にも適しています。
従来のワイヤー矯正が1~3年かかるのに比べ、概ね1年以内に完了するケースが多いのは大きな魅力です。
3. 目立たない装置
透明なマウスピースのため装着中もほとんど目立たず、人前でも気にせず過ごせます。取り外し自由で食事や歯磨きが快適に行えるのも日常生活への影響が少ない理由です。
「矯正していることを周りに知られたくない」という方にとって、この審美性は大きなメリットとなります。
4. 自分でゴールを決められる
全体矯正だけでなく部分矯正も選択可能で、「ここだけ治したい」という要望に応じて治療範囲を設定できます。
納得いく段階で治療を終了する柔軟性もあるため、「完璧でなくても、気になる部分だけ改善できれば十分」という方には最適です。
5. 全国対応で継続治療可能
全国60院以上の提携クリニックがあるため、引っ越しがあってもネットワーク内で転院できる安心感があります。
地方在住の方でも主要都市に提携院があり、アクセスしやすいのも特徴です。
知っておくべき注意点とデメリット
一方で、ウィ・スマイル矯正には以下のようなデメリットや注意点もあります。
1. 適応範囲に限りがある
前歯中心の矯正が主流で、複雑な歯並び(奥歯の位置異常や骨格的問題など)には対応できない場合があります。
重度の不正咬合には不向きで、そうした場合は他の矯正方法を検討する必要があります。
2. 追加費用の可能性
「基本追加費用なし」とはいえ、マウスピースだけで対応できない場合に他の矯正装置を併用すると別途費用が発生します。
また、初診料や検査料が無料でない医院もあり、広告で見た料金より余分にかかるケースもあります。
3. 治療データが少ない
2020年開始と歴史が浅く、長期的なデータや症例実績が少ない点を不安視する意見があります。
インビザラインに比べて治療精度・クオリティの評価が定まっていない部分もあります。
4. 結果が予測しづらい場合も
患者主導でゴール設定する部分があるため、最終的な仕上がりが読みにくいという指摘もあります。
特に部分矯正のみ行うと奥歯の噛み合わせが変化し、再治療が必要になる例もあり得ます。
5. 装着ルール遵守が必要
マウスピースは取り外しができる反面、患者の自己管理が求められます。
1日20時間装着というルールを守れないと計画通りに歯が動かず、治療が延びたり効果減少のリスクがあります。
6. 重度ケースでは高額になる可能性
ウィ・スマイルは部分矯正なら安いものの、全体矯正レベルでコースを重ねると総額80~90万円超になる場合もあります。
その場合はインビザライン以上の費用になる恐れもあり、費用対効果の面で最初から他の方法を選ぶ方が良いケースもあります。
メリット・デメリットの総合評価
ウィ・スマイル矯正は、手軽さ・安さという大きなメリットがある反面、適応症例の選別や患者自身の努力が重要になる側面もあります。
こんな人におすすめ
- 軽度~中度の前歯の歯並びが気になる人
- 費用を抑えて矯正したい人
- 短期間で改善したい人
- 目立たない方法で治療したい人
- 部分矯正で満足できる人
他の方法を検討すべき人
- 重度の不正咬合がある人
- 完璧な仕上がりを求める人
- 自己管理に不安がある人
- 抜歯が必要な症例の人
重要なのは、自分の症例がウィ・スマイル矯正に適しているかを専門医にしっかりと診断してもらうことです。適応症例であれば、費用対効果の高い優れた選択肢となるでしょう。
治療を始める前に知っておきたいQ&A
よくある質問トップ10
ウィ・スマイル矯正について、多くの方が疑問に思う点をQ&A形式でまとめました。
Q1. マウスピースを装着したまま飲み物は飲めますか?
A. 水であれば装着したまま飲むことができます。しかし、コーヒーや紅茶、ジュースなどの色のついた飲み物や糖分を含む飲み物は、マウスピースを外してから飲むようにしてください。着色や虫歯の原因となる可能性があります。
Q2. 仕事中に話すことが多いのですが、発音に影響はありますか?
A. 装着初期は「サ行」や「タ行」がやや発音しづらくなることがありますが、ほとんどの方は1~2週間で慣れます。営業や接客業の方でも、慣れれば普通に会話できるようになります。
Q3. マウスピースを紛失した場合はどうなりますか?
A. 無料で再作製してもらえます。ただし、紛失した場合はできるだけ早めに担当医に連絡してください。作製に時間がかかると治療スケジュールに影響が出る可能性があります。
Q4. 矯正中に虫歯になった場合の治療費は?
A. 虫歯治療は矯正費用に含まれていないため、別途治療費がかかります。矯正中は普段以上に丁寧な歯磨きを心がけ、定期的な歯科検診を受けることが大切です。
Q5. 他県に引っ越しした場合、治療は継続できますか?
A. 引っ越し先にウィ・スマイル提携院があれば、治療データを共有して継続治療が可能です。全国60院以上のネットワークがあるため、多くの地域で対応できます。
Q6. 金属アレルギーがあるのですが、治療は受けられますか?
A. マウスピースは医療用の透明樹脂でできているため、金属アレルギーの方でも安心して治療を受けられます。アレルギーが心配な場合は、カウンセリング時に相談してください。
Q7. スポーツをする際は外した方がいいですか?
A. 激しいコンタクトスポーツの場合は、怪我防止のために外すことをおすすめします。軽い運動であれば装着したままでも問題ありませんが、不安な場合は担当医に相談してください。
Q8. 途中で治療をやめることはできますか?
A. 治療の中断は可能ですが、途中でやめると歯並びが中途半端な状態になったり、後戻りが起こったりする可能性があります。中断を検討する場合は、必ず担当医と相談してください。
Q9. 妊娠中でも治療は続けられますか?
A. 基本的には続けられますが、つわりの時期は装着が困難になる場合があります。また、妊娠中はホルモンバランスの変化で歯茎が腫れやすくなるため、担当医と相談しながら進めることが大切です。
Q10. 保険は適用されますか?
A. ウィ・スマイル矯正は自由診療のため、健康保険は適用されません。ただし、医療費控除の対象となるため、確定申告で一部の費用が還付される可能性があります。
治療中の生活で気をつけること
ウィ・スマイル矯正の効果を最大限に得るために、治療中の生活で気をつけるべきポイントをご紹介します。
装着時間の管理
最も重要なのは、1日20時間以上の装着時間を守ることです。
- 食事時間を短縮する工夫をする
- 間食を控えめにする
- 飲み物は水を中心にする
- 外した時間をスマートフォンのタイマーで管理する
口腔ケアの徹底
マウスピース装着中は通常以上に丁寧な口腔ケアが必要です。
- 毎食後の歯磨きを徹底する
- フロスや歯間ブラシも併用する
- マウスピース専用の洗浄剤を使用する
- 定期的な歯科クリニックでのクリーニングを受ける
食事に関する注意点
- 硬すぎる食べ物は避ける(氷、硬いナッツなど)
- 粘着性の高い食べ物に注意する(キャラメル、ガムなど)
- 色の濃い飲み物は装置を外して飲む
- 食後は必ず歯磨きしてから装着する
マウスピースの管理
- 外した際は専用ケースに保管する
- 熱湯での洗浄は避ける(変形の原因)
- 歯磨き粉での清掃は控える(傷の原因)
- ペットや小さなお子様の手の届かない場所に保管する
保定期間と後戻りについて
矯正治療が完了した後も、歯並びを安定させるために「保定期間」が必要です。
保定期間の重要性
矯正治療で動かした歯は、治療直後は不安定な状態にあります。何もしないでいると、歯は元の位置に戻ろうとする「後戻り」が起こってしまいます。
この後戻りを防ぐために、保定装置(リテーナー)を使用して歯の位置を安定させる期間が保定期間です。
保定装置の種類と使用方法
ウィ・スマイル矯正では、以下のような保定装置が使用されます:
- 最終段階のマウスピース: 治療で使用した最後のマウスピースをそのまま保定装置として使用
- 専用リテーナー: 必要に応じて保定専用の装置を作製
保定期間のスケジュール
一般的な保定期間の流れ:
- 治療直後~6ヶ月: 1日20時間程度の装着
- 6ヶ月~1年: 夜間のみの装着
- 1年以降: 週に2~3回夜間装着
保定期間は矯正治療期間と同程度またはそれ以上の期間が推奨されます。
後戻りを防ぐためのポイント
- 保定装置の装着時間を守る
- 定期的な歯科検診を継続する
- 歯ぎしりや食いしばりの癖に注意する
- 舌で歯を押す癖を避ける
「矯正が終わったから安心」ではなく、保定期間もしっかりと管理することで、美しい歯並びを長期間維持できます。
保定期間中も定期的に歯科クリニックでチェックを受け、必要に応じて保定装置の調整や交換を行うことが大切です。
【まとめ】ウィ・スマイル矯正はこんな人におすすめ
治療を検討すべき人の特徴
これまでの解説を踏まえ、ウィ・スマイル矯正が特におすすめな人の特徴をまとめました。
歯並びの状態から見たおすすめの人
- 前歯の軽いガタつきが気になる人
- 小さなすき間を改善したい人
- 軽度の出っ歯を治したい人
- 部分的な矯正で満足できる人
- 複雑でない歯並びの問題を抱えている人
ライフスタイルから見たおすすめの人
- 矯正費用をできるだけ抑えたい人
- 短期間で歯並びを改善したい人
- 目立たない方法で矯正したい人
- 仕事や学校で装置が目立つのを避けたい人
- 通院回数を少なくしたい忙しい人
性格・価値観から見たおすすめの人
- 自己管理がしっかりできる人
- 装着時間のルールを守れる人
- 完璧よりもコストパフォーマンスを重視する人
- 気になる部分だけ治せれば満足な人
- 新しい技術やサービスに前向きな人
年齢・環境から見たおすすめの人
- 高校生~30代の若年層
- 結婚式やイベントを控えている人
- 転勤や引っ越しの可能性がある人(全国対応のため)
- 矯正を始めるか迷っている初心者の人
他の矯正方法を選んだ方が良いケース
一方で、以下のような場合は他の矯正方法を検討することをおすすめします。
歯並びの状態から見た不適応ケース
- 重度の叢生(歯の重なりが激しい)
- 抜歯が必要な症例
- 奥歯の噛み合わせに大きな問題がある
- 顎の骨格的な問題を伴う不正咬合
- 開咬や過蓋咬合などの複雑な症例
希望・価値観から見た不適応ケース
- 完璧な歯並びを求める人
- 細部まできっちり治したい人
- 医師主導で確実に治療を進めたい人
- 自己管理に不安がある人
- 装着時間のルールを守るのが困難な人
環境・条件から見た不適応ケース
- 近くに提携クリニックがない地域にお住まいの人
- 頻繁な通院を希望する人
- 矯正以外の歯科治療も同時に必要な人
おすすめの代替案
これらのケースでは、以下のような矯正方法を検討してみてください:
- インビザライン: 重度症例や確実性を求める場合
- ワイヤー矯正: 最も確実で精密な治療を求める場合
- キレイライン矯正: 前歯のみの軽度な矯正の場合
まずは無料カウンセリングで相談を
ウィ・スマイル矯正に興味を持たれた方は、まず無料カウンセリングを受けてみることをおすすめします。
無料カウンセリングで確認できること
- 自分の歯並びがウィ・スマイル矯正に適しているか
- 具体的な治療期間と費用の見積もり
- 治療のゴール設定と期待できる効果
- 他の矯正方法との比較検討
- 支払い方法や分割払いの相談
カウンセリング時に聞いておきたい質問
- 私の症例でどの程度の改善が期待できますか?
- 治療期間はどれくらいを想定していますか?
- 総額でいくらくらいかかりますか?
- 他の矯正方法と比べたメリット・デメリットは?
- 万が一効果が得られなかった場合の対応は?
カウンセリング前の準備
- 現在気になっている歯並びの部分を整理しておく
- 予算の上限を決めておく
- 治療期間の希望があれば伝える
- 他院での診断結果があれば持参する
- 質問したいことをメモしておく
多くの提携院では初回カウンセリング・検査・診断料を無料としているため、「まずは話だけでも聞いてみたい」という気軽な気持ちで相談できます。
無理な契約を迫られることもないので、複数のクリニックでカウンセリングを受けて比較検討することも可能です。
最終的な判断のポイント
カウンセリングを受けた後は、以下の点を総合的に判断して決めましょう:
- 自分の症例に適した治療法か
- 費用と効果のバランスは適切か
- 担当医やクリニックに信頼感を持てるか
- 治療期間や通院スケジュールに無理はないか
- アフターケアや保証制度は充実しているか
ウィ・スマイル矯正は、適応症例であれば費用対効果の高い優れた選択肢です。まずは専門医による正確な診断を受けて、自分にとって最適な矯正方法を見つけてください。
美しい歯並びを手に入れて、自信を持って笑える毎日を実現しましょう!